時代とともに変化を見せる野球界！その背景を紐解いていく

野球人気の低迷が度々のように報じられていますが、実際の現場ではどうなのでしょうか？

確かに野球を取り巻く環境は、ここに来て大きな変化を余儀なくされているのが、実態といえるかもしれません。いわゆる昭和時代を振り返ってみれば、連日のように野球の話題が大勢を占めていたといっても過言ではないでしょう。

学校や職場では、前日のプロ野球の結果や活躍した選手の話題が大きく取り上げられていたのも事実です。とりわけ、読売巨人ジャイアンツや阪神タイガースなどの人気球団への関心の高さが際立っていました。

野球人気の衰退を顕著に物語っているのが、テレビ中継かもしれません。昭和時代にはプロ野球のペナントレース中は、必ずといってもいいほど、巨人戦がテレビ中継されていたのです。
中継されるのはゴールデンタイムであり、お茶の間の話題の中心であったことも現実です。

しかしながら、昭和時代から平成時代に変わる頃になると徐々に視聴率の減少が始まり、2000年代を迎える頃にはナイター中継も徐々に打ち切られるようになっていきます。

野球人気が低迷している背景には、サッカーやラグビーなどといったスポーツの多様化という側面がありますが、かつての人気にあぐらをかいてしまい、時代の変化に合わせての取り組みや努力が足りなかったことも事実と言わざるを得ません。

野球界の繁栄のためにも、今こそ一丸となるべきです。