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ブックメーカーのオッズとは?理解を深めると勝率が上がる

ブックメーカーのオッズって何?」

「オッズの仕組みや注意点について詳しく知りたい!」

ブックメーカーでのベットは、ただの運任せの予想ゲームではありません。ブックメーカーでは、ちょっとした知識と戦略が必要になることもあります。

そこで大切になってくるのが、「オッズ」と呼ばれる数字です。

この記事では、オッズって一体何?というところから、オッズを見る際のポイントまで、わかりやすく解説していきます。オッズを上手に読み解けば、ブックメーカーの勝率アップにつながるかもしれません。スポーツを楽しみながら、ブックメーカーで一儲けしてみませんか?

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ブックメーカーのオッズとは


ブックメーカーのオッズとは、スポーツの結果に対するベット額の配当率を指します。

オッズは、特定の結果が発生する確率を数値で表したもので、その数値が高いほど、その結果が発生する可能性は低いと見なされ、逆に数値が低いほど発生する可能性が高いとされます。

但し、注意点として、オッズはブックメーカー自身が設定しているという点が挙げられます。オッズが低いとその結果が発生しやすくなるわけではなく、ブックメーカーがその結果が発生しやすいと考えているため、オッズが低いのです。

例えば以下の例で考えてみます。

ホームアウェイ
巨人
1.80
引き分け
8.30
阪神
2.60

このようなオッズが設定されている場合、巨人が阪神に勝つ可能性が高いのではなく、「巨人が阪神に勝つ可能性が高い」とブックメーカーが考えているというわけです。

この点を誤解している方も少なくないため、ここは注意してオッズを見ていくことをおすすめします。

なお、冒頭で説明したように、オッズはベット額の配当率でもあるため、上記の例で巨人勝利に1万円をベットし的中させた場合は、1万円の1.8倍である18,000円が払い戻されます。

オッズは一律ではない

ブックメーカーは世界中に無数に存在しますが、全てのブックメーカーが同じオッズを設定するということはありません。オッズはブックメーカーの考えを反映したものであるため、サイトによって当然オッズは異なります。

また、ブックメーカーはユーザーからのベット額に応じてオッズを変更することもあります。人気の高いベットオプションのオッズが下がったり、ベットが集まらない選択肢のオッズを上げたりすることがあります。

ブックメーカーによってオッズが異なる点はブックメーカーの魅力でもあります。それぞれのサイトが他のサイトより少しでも高いオッズを提供しようと競争を行うことで、私たちユーザーの利益につながるのです。

ちなみに、オッズはブックメーカー内の専門部署のプロたちが決めています。オッズメーカーコンパイラーとも呼ばれており、それぞれのスポーツに精通し、数学的な知識にも長けているプロフェッショナルです。

オッズの仕組み

オッズはオッズメーカーが決めていることが多いですが、具体的にどのように決めているのでしょうか。

過去の統計・データ

オッズメーカーはそのスポーツに関しての膨大な過去の統計やデータを参考にオッズを設定しています。

試合の結果やスコアはもちろん、シーズンの結果や選手の成績、ホーム&アウェイ、気候や地理的条件までありとあらゆるデータを用いて精密にオッズを決めています。

情報開示に積極的なブックメーカーでは、オッズの設定に利用している統計を公開していることもあるので、ベットする際はユーザー側も参考にしてみると面白いかもしれません。

ユーザーの傾向

試合をするチームや選手のデータを元にオッズを決めるのも大事ですが、ベットをするユーザーを元にオッズが計算されることもあります。

これまでユーザーがどのチーム・選手にどれほどのベットをしてきたかという情報を分析し、ベットが一方に偏ってしまわないようにオッズを設定する必要があるのです。

ベットが偏ってしまうのはいいオッズとは言えません。100人中100人が同じベットをしたらブックメーカーとして成立しないためです。どちらの選択肢もユーザーにとって魅力的と思えるようなオッズを設定しなければならないのです。

オッズの変動について

ブックメーカーを眺めているとオッズが頻繁に変動していることに気が付くと思います。ブックメーカーのオッズは一度決まったら決して変わらないというものではなく、ベット額や人気によって多少変動します。

このオッズの決まり方について、ブックメーカー方式とパリミチュエル方式という二つの方式がある点をご紹介します。

ブックメーカー方式

ブックメーカー方式ではユーザーがベットをした時点でのオッズで払い戻しを受けることができます。オッズが5倍の時にベットした場合、その後ブックメーカーがオッズを4倍に下げたり、10倍に上げたりしたとしても、5倍での払い戻しになります。

ブックメーカーでのオッズは変動しますが、ベット時点のオッズで払い戻しを受けることができるのがブックメーカー方式の特徴です。

パリミチュエル方式

パリミチュエル方式ではベット時点のオッズで払い戻しを受けることができるわけではありません。ベット締め切り時点のオッズが払い戻しを額を決めるのです

パリミチュエル方式ではベット額に応じてリアルタイムでオッズが変動します。ベット時点で5倍だったオッズも、その後ベットする人が増えていけば、4倍、3倍と下がっていくのです。最終的にベットが締め切られた時点でオッズが確定するため、ベット開始時のオッズとは大きくかけ離れていることが多くあります。

公営ギャンブルの競馬はパリミチュエル方式を採用していることで有名です。レースが始まる直前まで自分が払い戻しを受ける額は確定しないので、ブックメーカー方式と比べると若干の不公平感を感じるかもしれません。

オッズの表記方法

オッズには主に3種類の表記方法があります。いずれも確率や払い戻し額には差がないため、自分が見やすい表記方法を選択してベットするのがベストです。

デシマル(小数点)

国内ユーザーにとって、最もなじみがある表記方法です。世界中のブックメーカーでもメインの表記方法として採用されており、視覚的にもわかりやすい表記方法です。

デシマルAチームの勝利Bチームの勝利
2.23,5

Aチーム勝利に1,000円をベットし、的中すると【1,000円(ベット額) x 2,2(オッズ) = 2,200円(払い戻し)】という結果になります。1,000円のベット額を除いて、1,200円のリターンを得ることになります。

フラクショナル(分数)

フラクショナルオッズはイギリスで使われることが多い表記方法です。分数で表示されている点が最大の特徴で、慣れるまで少し戸惑ってしまうかもしれません。

フラクショナルAチームの勝利Bチームの勝利
1/410/1

Bチーム勝利に1,000円をベットし、的中すると【1,000円(ベット額) + 10/1(オッズ) x 1,000円(ベット額) = 11,000円(払い戻し)】という結果になります。1,000円のベット額を除いて、10,000円のリターンを得ることになります。

フラクショナルオッズの簡単な覚え方は、分母の数をベットすると分子の数だけリターンになるというものです。オッズが5/4の場合、400円ベットすると500円のリターンがある(合計で900円が手元に返ってくる)ということです。フラクショナルオッズでは元のベット額を含まないリターンが示されています

アメリカン

アメリカンオッズはアメリカで多く採用されている表記方法です。数字にプラスとマイナスがくっついており、パッと見では何を表しているのか分かりづらいと思います。

アメリカンAチームの勝利Bチームの勝利
-400+1300

アメリカンオッズは100を基本単位としてリターンを表す表記方法です。

マイナス(-)はネガティブと呼ばれており、オッズが低い方、つまり有利と思われているチームにつきます。逆にプラス(+)はポジティブと呼ばれ、オッズが高い方、不利と思われているチームにつきます。

ネガティブの場合は100ドルを獲得するために必要な金額を意味します。上記の例では、Aチーム勝利に400ドルをベットすると、的中時に100ドルのリターンが得られるということになります。

ポジティブの場合、100ドルをベットした場合に獲得できるリターンを意味しています。上記の例では、Bチームに100ドルベットすると、的中時に1300ドルのリターンが得られるということになります。

オッズの注意点

オッズは確率ではない

オッズは小数点で表記されていたり、格上のチームには低いオッズしかつかないため、「オッズ=確率」と思ってる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ブックメーカーのオッズはその結果が起こる確率ではありません。オッズと確率は本質的に異なるものです。

ブックメーカーは、どのチームが勝つか、どの選手が優勝するかなどにベットできるように自らオッズを決めます。このオッズは、その結果が起こる確率を直接反映しているわけではありません。ブックメーカーは、いろんな情報や統計、そしてどれだけの人がどちらにベットするかを分析してオッズを決めるのです

もちろん、そのオッズにはブックメーカーの利益(マージン)も含まれています。二者択一の選択肢のオッズがどちらも2倍になっているオッズが存在しないのは、そこにブックメーカーのマージンがあるからです。

例えば、サッカーの試合でAチームとBチームが対戦するとします。Aチームが強いとみんなが思っている場合、Aチームにベットする人が多くなります。ブックメーカーはAチームのオッズを下げ、Bチームのオッズを上げることで、人々がBチームにもベットするように誘導します。

これは、ベットが偏らないようにするためです。もしAチームが勝った場合、ブックメーカーはAチームにベットした人たちに払い戻しをしますが、低いオッズのために支払う金額は少なくなります。これは典型的なブックメーカーのビジネスモデルです。

要するに、「オッズ=確率」ではなく、オッズはその試合やイベントにベットする人々の期待値、ブックメーカーの分析、そしてブックメーカーが取り入れる利益(マージン)など、複数の要素を反映した数値なのです。

そのため、スポーツにベットするときは、オッズだけでなく、チームの状態、選手のコンディション、過去の対戦成績など、いろいろな情報を自分なりに分析することが大切です。

オッズは優位性を示さない

確率と似たような話になりますが、「オッズが低い=そのチームが優位」というわけではない点にも注意しましょう。

ホームアウェイ
Aチーム
1.20
引き分け
10.30
Bチーム
5.60

上記の例ではAチームにベットしてればほぼ勝てると考えてしまう方も少なくないと思います。しかし、オッズはブックメーカーの考えに過ぎないため、客観的に見てAチームが優位というわけではありません。

ブックメーカーはAチームが勝とうがBチームが勝とうが、自分たちが儲かるようにオッズを設定しているため、結果はどうでもいいのです。そんなブックメーカーのオッズを鵜呑みにして優位性を判断してしまうことは避けた方がいいです。

あくまでも、自分の考えとブックメーカーの考え(オッズ)のすり合わせの中で、自分が最適と思うベットオプションを選んでいきましょう。

オッズの高いブックメーカー

イギリスの老舗ブックメーカーで、世界で最も人気のあるブックメーカーの一つです。人気の要因はやはりそのオッズの高さです。サッカーのオッズが特に高いのでサッカーファンにおすすめです。

ウィリアムヒル 概要
カテゴリJリーグ/プレミアリーグ/ラ・リーガ/セリエA/ブンデスリーガ/リーグ・アン/チャンピオンズリーグ/ワールドカップ/日本代表 etc
入出金クレジットカード/電子決済
ボーナス初回入金ボーナス最大100ドル
公式サイトsports.williamhill.com

ピナクルはユーザーの利益第一という経営方針を採用していることで有名なブックメーカーです。マックスベットの規制がなく、アービトラージが許容されているのが大きな特徴です。

ピナクル 概要
カテゴリリーグ・オブ・レジェンド/カウンターストライクⅡ/Dota2/ヴァロラント/エイペックス・レジェンド etc
入出金銀行振込/クレジットカード/電子決済/仮想通貨
ボーナス
公式サイトwww.pinnacle.com

ベラジョングループの遊雅堂は日本円で入出金を行い、日本円でベットできるブックメーカーです。国内向けのサイトであるため、もちろんプロ野球にベットすることができます。

遊雅堂 概要
カテゴリプロ野球/メジャーリーグ/WBC/オリンピック/韓国プロ野球 etc
入出金銀行振込/クレジットカード/電子決済/仮想通貨
ボーナス初回入金ボーナス総額10万円
公式サイトwww.yuugado.com

4位 bet365

bet365はサッカーファンで知らない人はいないブックメーカーです。世界中のサッカーリーグをラインナップしており、ライブベッティングやキャッシュアウト等のライブ機能が充実しています。

bet365 概要
カテゴリJリーグ/プレミアリーグ/ラ・リーガ/セリエA/ブンデスリーガ/リーグ・アン/チャンピオンズリーグ/ワールドカップ/日本代表 etc
入出金銀行振込/電子決済
ボーナス初回入金ボーナス最大1万クレジット
公式サイトwww.bet365.com

5位 ワンバイベット

世界的に有名なワンバイベットでは海外の競馬はもちろん、国内の競馬にベットできます。ワンバイベットは登録がワンクリックで出来るため、誰でも簡単にブックメーカーの世界に飛び込めます。

ワンバイベット 概要
カテゴリ日本/フランス/イギリス/ドバイ/アメリカ/サウジアラビア/オーストラリア etc
入出金銀行振込/電子決済/仮想通貨
ボーナス初回入金ボーナス最大15,000円
公式サイト1xbet.com