「ブックメーカーのグループベッティングって何?」
「グループベッティングを行うメリットは?」
ブックメーカーではスポーツにおける一つの試合に焦点を当ててベットするのが通常ですが、グループベッティングを利用するとさらに長くスポーツベットを楽しむことができます。
サッカーのワールドカップや野球のWBCなどでは、グループリーグや予選ラウンドが存在します。これは複数のチームでリーグ戦を行い、上位のチームが予選を抜けるというものです。
グループベッティングではこれらのリーグ戦に焦点を当ててベットするものとなります。試合をする2チームの実力を分析するだけでは的中させることができない、グループベッティングの面白さや奥深さをこの記事ではご紹介していこうと思います。
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グループベッティングとは
ブックメーカーでは基本的に1vs1の試合を取り上げてその勝者や試合内容についてベットを行います。
しかし、スポーツには様々な大会が存在し、それらの大会の中には予選や決勝をリーグ戦で行うものもあります。具体的には、冒頭でご紹介したサッカーワールドカップのグループリーグや野球のWBCの予選ラウンドが挙げられます。
これらのグループリーグでも一試合の重要性は存在しますが、最終的にはグループ内で何位になって大会を終えるのかという点の方が大切なのです。
そして、グループベッティングではこれらのグループを対象に抜けるチームや特定のチームの順位を予想してベットすることになります。
通常のベット
一試合を対象にその試合結果や試合内容に関してベットする
グループベッティング
複数チームで構成されるグループを対象にそのグループにおける試合結果や試合内容に関してベットする
グループベッティングの種類
グループベッティングはグループを対象にしたベット方法ですが、ベットオプションは多岐に渡ります。ここではグループベッティングでよく提供されるベットオプションについていくつかご紹介していきます。
1位予想
最もシンプルでわかりやすいグループベッティングです。
予選ラウンドならそのグループで1位抜けするチームを、決勝リーグならその大会で優勝するチームを予想してベットするのみです。
サッカーのワールドカップやバスケのオリンピックなど、優勝候補とされている国がいるグループであれば比較的容易に予想することができるかもしれません。
勝ち抜け予想
1位予想と似ていますが、予選リーグの場合上位2チームが抜けるというレギュレーションはよくあります。
勝ち抜け予想ではそのグループ内でも実力が高いとされているチームにベットすることで勝率をぐっと高めることができます。
また、スポーツでは番狂わせも多いため、1位予想では無理でも勝ち抜け予想であれば的中するアンダードッグの存在がグループベッティングを面白くしてくれます。
順位予想
特定のチームや選手がそのグループ内で何位で終わるかという予想を立てるベットオプションです。
例えば、ゴルフのラウンドでは多くの選手がグループ内の順位を競い合っていますが、ある特定の有名選手がそのグループ内で何位でラウンドを終えるかにベットしたりするのです。
順位をぴったり当てることは非常に難易度の高いベットとなりますが、もし的中させると大きなリターンが待っています。
個人成績
グループベッティングでは通常のベット同様、個人成績に関するベットオプションが提供されることもあります。
グループベッティングでの個人成績はそのリーグ戦が終わる複数試合の結果を踏まえて予想する必要があるため、そのスポーツやその選手に対する深い理解が求められます。
こちらも予想が難しい分リターンが大きいため、夢のあるベットオプションとして人気を博しています。
グループベッティングが使えるスポーツ
グループベッティングはグループリーグがある大会で気軽に利用することができます。人気の高いスポーツの国際大会の多くはグループリーグが採用されているため、ベットの敷居は低くなっています。
サッカー
グループリーグがある大会
- ワールドカップ
- オリンピック
- チャンピオンズリーグ
- ヨーロッパリーグ
- ルヴァンカップ etc
サッカーの国際大会の多くはグループリーグがあります。4チームが1グループとなり、上位2チームが抜けるというフォーマットが頻繁に採用されているため、グループベッティングに向いています。
野球
グループリーグがある大会
- WBC
- プレミア12
- オリンピック etc
野球にもグループリーグを勝ち抜けて決勝トーナメントに進出する大会があります。特に日本中が熱気に包まれるWBCやオリンピックはブックメーカー業界も盛り上がる大会です。
野球のグループリーグのチーム数は比較的多いため、勝ち抜けるチームを予測する難易度は上がりますが、やはりアメリカや日本を本命としてベットするユーザーが多いです。
ラグビー
グループリーグがある大会
- ワールドカップ
- オリンピック etc
ラグビーの国際大会もサッカーのワールドカップのようにグループリーグが設けられている場合がほとんどです。
ラグビーはジャイアントキリングが少ないスポーツとして知られているため、グループベッティングに向いているスポーツです。実力差があるチーム同士の試合で大番狂わせが起こる確率は非常に少なく、安定した試合結果が生まれやすい傾向にあります。
バスケットボール
グループリーグがある大会
- NBA
- ワールドカップ
- オリンピック etc
バスケットボールは世界で最も人気の高いスポーツです。NBAを中心に国際的な大会も数多く開催されています。
NBAは各地区ごとにチームが分かれており、グループベッティングではその地区の優勝チームや個人成績を予測することになります。
バスケは波乱が起きやすいスポーツであり、グループベッティングでの難易度は困難を極めますが、その分的中した時のリターンも期待が膨らみます。
グループベッティングのコツ
長期的な視点を持つ
グループベッティングはその一試合に関して予測を立てるものではありません。あくまでも、グループリーグ終了時の結果に関しての予測を立てるものです。
スポーツの大会におけるグループリーグは通常数日から数週間にわたって行われるため、その日の試合結果だけを綿密に分析しても意味がありません。
グループリーグの日程が全て終わった時にグループ内の結果がどうなっているかという長期的な視点を持つことがグループベッティングでは肝心なスキルとなります。
複数のチームを総合的に分析する
グループベッティングでは複数のチームが総当たりで試合を行うグループリーグの結果を予想することになります。
そのため、複数のチームの力関係や実力差をそれぞれ比較し、総合的な判断でベットを行わなければなりません。あるチームがあるチームに対して相性が良いという根拠だけではグループベッティングで成功を収めることはできないでしょう。
グループベッティングはそのスポーツに関する知識はもちろん、参加しているチームや選手に関しての深い知識が要求されるベット方法なのです。
オッズが適切か見極める
スポーツのグループリーグはそのグループ内で最も強いとされる本命チームが必ず存在します。その本命チームが勝ち抜ける確率が非常に高いとされる場合、オッズもそれに伴って低いものとなるでしょう。
そこで、そのオッズがリスクリターンと見合っているのかという分析が求められます。
例えば、2022年のワールドカップのグループリーグで日本はスペインとドイツと同じ組に入りました。ブックメーカーではスペインとドイツのオッズが非常に低く設定されていましたが、サッカーに波乱は付き物です。
このグループを抜けたのは日本とスペインであり、本命だったドイツは落ちました。ドイツに設定されたオッズに対してリターンと日本が勝ち抜けるリスクが見合っていなかったと言えるでしょう。
スポーツによっては本命とされるチームや選手がコロっと負けることは多々あります。そのオッズが本当に適切なのかどうかの見極めはグループベッティングで勝利するためには必須のスキルなのです。